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「京都アニメーション」の放火事件では、34人が亡くなったが、発生から4日たった22日の段階でも、身元の特定に至っていない。
DNA型鑑定が必要な遺体が多いことや、遺族感情に配慮していることなどがその理由とみられる。
火災は18日午前10時半ごろ発生。鉄筋コンクリート3階建ての延べ約690平方メートルが全焼し、34人が死亡し、34人が負傷した。京都府警は最初に焼死と判明した5人に対する殺人と現住建造物等放火などの疑いで青葉真司容疑者の逮捕状を取っている。
捜査関係者によると、「遺体によっては対面では判断できない」状態だといい、遺族からDNAサンプルの提供を受けるなどして、身元の確認に向けた作業を進めている。「親族だと思って付き添っていたが、確認してみたら違っていた」というケースもあるといい、特定には一定の時間がかかる見通しだ。
府警は「一番配慮しないといけないのは遺族。そこをないがしろにしてはできない。遺族の支援を進めながら全容解明をはかる」としている。
2019年7月22日 21時37分
産経新聞
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