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ガンダム理髪店に立つ！ 74歳「一目ぼれ」コツコツ自作 国内外からファン 青森
毎日新聞 2019年5月28日 10時19分(最終更新 5月28日 10時19分)
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もの作りの趣味が高じて高さ数メートルの約10体を作り上げた。
その迫力に、メッセージノートには「すご過ぎて超びっくり」「クオリティーが高い」と、訪れたファンからの称賛の言葉が並ぶ。
子どもの頃から絵画や工作に熱中し、芸術系の大学に進みたいと考えた時期もあったが、最終的に家業を継いだ。
仕事の傍ら、風景画を描き、生き物の石こう像を作っていたという。
60歳を過ぎ「店の外に置ける大きなものを作りたい」と思うようになった。
客の高校生から「ガンダムは」と薦められ、全く知識がなく、確認のために足を運んだプラモデル店で一目ぼれ。
「失敗してもいい。挑戦してみるか」。1年以上かけ、コンクリート製のガンダム像を完成させた。
その後、お客さんから要望を聞くうちに次々に増えていった。
最初の2体は石こう像の技術を使ったコンクリート製だったが、3体目からは発泡スチロール製に変更した。
市販のプラモデルを参考に図面に起こし、発泡スチロールを重ね合わせてパーツを作る。
「プラモさえあれば、どんな形状でも不可能じゃない」と豪語する。
「ただ人生を終えるより、人に感銘を与えて生きていきたい」。
今後はガンダムシリーズ以外のロボットも手掛けたいという。
◇ アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツの巨大像と制作者の鈴木敏美さん＝青森県おいらせ町で2019年4月
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