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近鉄グループホールディングス(HD)は14日、2025年に大阪・関西万博が開催される大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)=大阪市此花区=と奈良方面を直通運転する新型車両の開発に着手したと発表した。
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業が夢洲で計画されている2024年ごろの運行開始を目指す。IR、万博という巨大プロジェクトで生まれる需要を取り込み、収益力を強化する。
近鉄奈良駅(奈良市)を始点とする奈良線と、夢洲まで延伸予定の大阪メトロ中央線に乗り入れている近鉄けいはんな線を接続する。
奈良のほか、名古屋や伊勢志摩方面からも乗り換えなしで夢洲に乗り入れることができる。
計画では、奈良線とけいはんな線が乗り入れる生駒駅(奈良県生駒市)付近に、両線をつなぐ「渡り線」を新設。
両線は集電方式が異なるため、2つの方式に対応した新車両を開発する。
同日、大阪市内で会見した吉田昌功社長は、海外メーカーに車両の開発を依頼したことを明らかにした。
吉田社長は「乗ってみたいとお客さまに思われる車両を開発したい」などと述べた。
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2019年5月14日 23時12分 産経新聞
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