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かんな削りの技術 伊那で大会
全国の職人や愛好者がかんな削りの技術を競う「全国削ろう会信州伊那大会」が11日、伊那市で2日間の日程で始まった。県内の職人らでつくる実行委員会が主催し、県内では初開催。米国や台湾の参加者も含む約430人が透けるほど薄いかんなくずを削り出していた。
参加者は、かんなを木づちでたたいて念入りに調整。国産ヒノキ材に何度もかんなをかけ、かんなくずの薄さを計測した。上位は10マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)だった。女性や学生、65歳以上といった部門に分かれ、大工ではないかんな削り愛好者も多く参加していた。
相模原市で建築会社を経営する斎藤全弘(まさひろ)さん(63)は自作のかんな16丁を携え参加。「大工がかんなを使う機会は減っている。こういう機会に若い人にも技術を伝えたい」と話していた。
大会は技術の継承と、森林資源の活用の促進が目的。ヒノキやサワラなどの「木曽五木」のかんながけや削りくずを使った造花作りの体験会、電動工具を使わずまさかりなどで製材する実演のほか、木遣(や)りの披露もあり、家族連れでにぎわった。
12日は午前9時半開始。予選と決勝を行う。会場はエレコム・ロジテックアリーナ(市民体育館)、市防災コミュニティセンターの2会場で、入場無料。
薄いかんなくずを削り出す参加者
URLリンク(www.shinmai.co.jp)
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(5月12日) 信毎web