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認知症になったとき、家族や親族で介護してくれるのは誰か―。明治安田総合研究所が40~64歳の男女を対象に意識調査をしたところ、未婚者の過半数が「誰もいない」と回答した。担当者は「老後に身内を頼れない未婚者が多いことがうかがえる。今から介護施設への入居を考えている人もいるとみられる」と分析している。
2018年6月、「人生100年時代の生活」をテーマにインターネットで全国調査を実施し、1万2千人の回答を得た。
認知症になった場合、家族や親族で誰が介護をしてくれると思うかを尋ねたところ、結婚経験のない未婚者では男性56.9%、女性54.3%が「誰もいない」と回答。配偶者と離婚や死別をした離別者は「誰もいない」が男性47.3%、女性32.5%だった。「分からない」との回答も、未婚者、離別者ともに30%前後に上った。
一方、既婚者では子供のいない男性の72.5%、子供のいる男性の65.3%が「配偶者」と答えた。一方、子供のいない女性は64.2%、子供のいる女性は50.3%が「配偶者」と回答。夫婦間で、介護への期待度に温度差があることが浮かんだ。〔共同〕
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