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※週末の政治
第3のビールは消費税8%の今でさえ税込125円。10%になったら「第4のビール」が主力商品になるのだろうか。=6日、都内スーパー 撮影:取材班=
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生活を圧迫し景気を冷え込ませる。しかも使途不明。庶民にとっては「百害あって一利なし」が消費税だ。
「消費税を5%に」。山本太郎議員がこう訴えて署名活動を展開している。署名といっても そんじょそこら の署名とは違う。
全国に289ある衆院の小選挙区ごとに署名活動を展開するのである。小選挙区はわずか200~300票の差で当落が決まってしまうことが珍しくない。そこに1万筆の署名が持ち込まれれば、爆弾と同じ効果となる。
野党候補者は「消費税5%」を掲げなくてはならなくなる。掲げなければ1万票は保証の限りでなくなるからだ。
消費税率が下がれば、その分、庶民は使えるお金が増える。その分、生活も楽になる。「消費税5%」を掲げた候補者は、日々の暮らしに苦しむ有権者の熱い支持を得るだろう。消費税減税で野党がまとまれば、政権奪還も夢ではない。
山本議員は常々言う。「野党が選挙で負け続けてきたのは経済政策が細いからだ」と。まさしくその通りだ。野党が選挙の度に唱えるのはイデオロギーだった。国民は、豊かになる、いや、生活が楽になる道筋(政策)を示してほしいのである。
「山が動いた」。社会党の土井たか子党首が名セリフを残した1989年の参院選挙は、「消費税反対」を掲げて自民党を過半数割れに追い込んだのである。
2019年04月07日 14:24
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