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ニッカンスポーツ [2019年4月3日12時56分]
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人工衛星の管制業務を担当し、2016年に31歳で自殺した男性について、土浦労働基準監督署(茨城県)が、
原因は過重労働や上司とのトラブルとして労災と認定していたことが3日、分かった。
遺族や弁護士が東京都内で記者会見して明らかにした。認定は2日付。
遺族側によると、男性は都内のシステム会社社員だった佐藤幸信さん。
15年10月、人工衛星のシステム開発などを手掛ける「宇宙技術開発」(東京都中野区)に出向し、
茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の管制業務などを担当していた。
16年10月11日、自宅アパートで自殺した。
管制業務は日中と夜間の交代制で、夜間の勤務時間は午後5時20分~翌午前9時50分の約16時間。
佐藤さんの夜勤は1カ月に7回ほどあった。
管制業務の合間にソフトウエアの開発もしなければならず、残業も月70数時間あった。
さらに、残業を申請した際、上司から叱責(しっせき)を受けるなどした。(共同)