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たまたま
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韓国 大気汚染対策の組織トップにパン前国連事務総長
2019年3月21日 18時41分環境
韓国で深刻化している大気汚染への対策を進めるため、韓国政府が新たに発足させる組織のトップに、前の国連事務総長のパン・ギムン（潘基文）氏が就任することになり、中国など周辺国とも協力しながら国を挙げて問題の解決を目指す姿勢を強調しました。
韓国では、中国から飛来する大気汚染物質や国内の自動車の排気ガスなどの影響で、今月もＰＭ2.5の１日当たりの平均濃度が、ＷＨＯ＝世界保健機関が定める基準の５倍以上に達する日があるなど、大気汚染が深刻化しています。
韓国政府は対策を進めるための新しい組織を発足させることを決め、そのトップに、2016年まで２期10年にわたって国連事務総長を務め、地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の発効に取り組んだパン・ギムン氏が就任することになり、21日、ムン・ジェイン（文在寅）大統領と組織の在り方などについて意見を交わしました。
このあと記者会見したパン氏は「全国民が参加し、社会的な合意を通じて解決策を導き出す。北東アジア地域の協力と共同の対応も重要だ」と述べ、中国など周辺国とも協力しながら国を挙げて問題の解決を目指す姿勢を強調しました。
パン氏は、おととしの大統領選挙に立候補する意向を示しながら断念した経緯があり、大気汚染問題で手腕を発揮すれば、2022年の次期大統領選挙に向けて存在感を増す可能性があるという見方も出ています。
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