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新石器時代の「愛犬」、人と一緒に埋葬 研究
2019年3月1日 14:04
発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
【3月1日 AFP】約6000年前、現在のスペイン・バルセロナ(Barcelona)の近くにあった新石器時代の集落では、人と犬との関係が「この世」「あの世」を問わず密接な関係にあった。
この時代に人と犬が、狭い集落の中で一緒に暮らしていたことを示す考古学的証拠は、少なくとも4か所の遺跡から見つかっている。見つかった証拠からは、人と犬とが共に働き、主に穀物と野菜の共通の食べ物を分け合っていたことが見て取れるという。
今回の研究について、スペイン・バルセロナ大学(University of Barcelona)の研究者シルビア・アルビズリ(Silvia Albizuri)氏は、AFPの取材に「この犬たちは新石器時代の地域社会に完全に溶け込んでいた」と話す。
アルビズリ氏らのチームが考古学誌「ジャーナル・オブ・アーキオロジカル・サイエンス・リポーツ(Journal of Archaeological Science: Reports)」に最近発表した論文によると、犬に与えられたこの「特別な地位」は死後も継続していたことが分かったいう。
20か所以上の円形墓地では、犬の一部もしくは全身の骨が、男性や女性、子どもらに寄り添うように丁寧に埋められていた。
だが、人とともに永遠の時を過ごすように選ばれた犬たちは、その特権と引き換えに極めて高い代償を払わなければならなかった。人が埋葬される際にその命を奪われていたのだ。
(リンク先に続きあり)