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小学校の児童会長は男女のバランスがとれているのに、中学校の生徒会長に女子が少ないのはなぜ―。大津市は市内の小中学校の子どもや教諭にアンケートなどを実施し、背景を探る方針を固めた。「社会のリーダー役に男性が多い現状に何らかの影響を及ぼしているのではないか」と越直美市長が問題提起した。
越市長や教育長、教育委員らが教育政策について議論する会議が7日に開かれ、合意した。会議では、大津市立小中学校の児童・生徒会長の男女別データなどが示された。
2018年度の全37小学校の児童会長は、男女とも13人(会長不在11校)だったが、全18中学校の生徒会長は男子16人、女子2人。17年度も小学校は女子18人、男子14人(会長不在5校)で、中学校は男子13人、女子5人だった。抽出調査の14~16年度も、15年度を除いて中学校になると男子の比率が増えていた。
会議で教育委員の女性は「年齢が上がるにつれて、(男性のリーダーが多い)社会全体の意識に影響を受けるためではないか」「PTAの役員は女性が多いが、会長は男性が多いことも関係しているかもしれない」。会議の男性メンバーは「学校だけで意識を変えるのは難しい。まずは社会の環境を変えるべきだ」などと述べた。
越市長は「中学校の女性リーダ…残り:312文字/全文:839文字
2019年2月8日05時00分
朝日新聞デジタル
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