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女子大生死体遺棄“キモオタ”広瀬容疑者の正体 周囲が感じた異様オーラ
2019年02月01日 17時00分
ゲームオタクで児童買春の前科男の凶行だった―。東京・葛飾区に住む日本薬科大1年の女子学生の菊池捺未さん(18=当時、顔写真)が昨年11月から行方不明になっていた事件は、31日に急展開。茨城県神栖市の空き地から菊池さんの遺体が見つかり、警視庁は任意聴取していた同市の無職広瀬晃一容疑者(35)を死体遺棄容疑で逮捕した。「ポケモンGO」にハマっていたという広瀬容疑者。近所の公園などでは“異様な姿”が目撃されており、目撃者は「キモオタオーラがあった」と振り返った。
広瀬容疑者は昨年11月20日ごろ、自宅から約13キロ離れた神栖市須田の空き地に遺体を遺棄した疑いがもたれている。調べに対し、遺体は菊池さんと認め「騒がれたので車の中で殺し、穴を掘って埋めた」と供述。殺害についても認めており、警視庁捜査1課は殺人容疑でも事情を聴いている。
菊池さんは同月20日、大学の1時限目の授業に出席後、都内の駅から茨城・JR鹿島神宮駅に移動し、タクシーに乗車。午後6時、同駅から約7キロ離れた、広瀬容疑者宅に近いコンビニでタクシーを下車した。
同日夜には、LINEで「男の人に会いたいと言われている」と知人にメッセージを送信。だが、午後11時以降、知人からのメッセージは既読にならなかった。
警視庁は1月24日、菊池さん失踪前に連絡を取っていた広瀬容疑者宅を逮捕監禁容疑で捜索し、使用していた車を押収。同容疑者は当初「(菊池さんは)自分の家の前まで来たが帰った」と任意の聴取に話していたが、同30日になって殺害を認めたという。
供述に基づき、神栖市内の空き地を広瀬容疑者立ち会いのもとで捜索し、31日午前1時半ごろ、土の中から遺体を発見。遺体は菊池さんと確認された。現場は菊池さんの携帯電話の位置情報が途切れたエリアで、人通りが少ない場所だった。
菊池さんは栃木県栃木市出身。昨年、日本薬科大学に入学し、葛飾区内で一人暮らしを始めた。趣味はゲームだったという。広瀬容疑者は菊池さんと面識はなく「初めて会った。インターネットの掲示板で知り合った」と供述。また2017年4月、SNSで知り合った高校3年の女子生徒に現金を渡してみだらな行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で茨城県警に逮捕され、罰金50万円の有罪判決を受けていた。
広瀬容疑者は同県鹿嶋市の土木会社に勤めていたが、犯行日とみられる11月20日は仕事を休んでいた。自宅の近所に住む女子高生は「ジロジロ見てくるようなことはなく、いつもスマホに夢中だった」と明かした。その母親は「去年の夏、家から出てきて歩きながらずーっとスマホを見てゲームをしている姿を見かけた。印象が強烈なので、はっきり覚えている」と語った。
ゲーム好きだという広瀬容疑者は、自宅から約3キロ離れた公園に現れ、スマホゲーム「ポケモンGO」に興じる姿も目撃されていた。昨年9月ごろ、珍しいポケモンが登場する時間になると大勢の人が集まる公園で、同容疑者を見かけた女性は「深夜に立ってスマホを眺めていた。ひときわガタイが大きくて怪しかった。俗に言うキモオタ(=キモいオタク)のオーラがあった」と苦い表情を浮かべた。
別の男性は「ゲームで集合する人たちはお互いに顔見知り。でも、5人くらいでベンチに座って話す時も、彼はその輪には入ってこなかった。公園で見かける時は、落ち武者のような頭はフードをかぶって隠していた。体形、表情はテレビのニュースで流れたまんま。写真を見てあいつだと思った。他にもいろんなゲームをしていた」と話す。
広瀬容疑者と同じアパートに住む男性は「社交性のない人。最後に見たのは今年のお正月。今思えば、事件が起きた11月以前よりは、ちょっとうつむいていたような気がする」と話した。別の住民男性は昨年11月、20歳前後の女性がアパート敷地内で泣いている姿を目撃。「『東京から来たが、お金がなくて帰ることができない』と話していた」と明かした。
ゲームオタクの買春前科男が菊池さんを呼び寄せた手口は今後の調べで明らかになりそうだ。
URLリンク(www.tokyo-sports.co.jp)
東スポ