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ワールド
2019年2月1日 / 05:08 / 13時間前更新
独首相、来日でトランプ保護主義への「対抗軸」構築狙う
Paul Carrel
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は2月4─5日に日本を訪れ、安倍晋三首相と会談する。通商問題で「米国第一」を振りかざすトランプ大統領や、自国の利益追求に余念がない中国への対抗軸となる「多国間主義の連携」を構築するのが狙いだ。
メルケル氏は昨年、与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首を辞任して連立政権内での意見調整などのわずらわしい仕事から解放され、多国間主義の国際態勢を改めて確立するための外交政策に専念しつつある。多国間主義はドイツの繁栄に欠かせず、日本の利益にもなるものだ。
ドイツが今後2年間、国連安全保障理事会の非常任理事国を務める機会も利用する構えで、先の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)では、国際関係において「ウィンウィン」の結果をもたらす道を提唱していくと表明した。
それを実行する上でメルケル氏は、安倍氏やカナダのトルドー首相らの「同志」とともに、自由貿易や温暖化対策など共通の利益を守るためのネットワークを築きつつある。
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