19/02/01 22:55:38.58 O13mHql69.net
浄土真宗10派でつくる真宗教団連合(事務総局・西本願寺)は「第2回浄土真宗に関する実態把握調査」の結果報告書の概要を発表した。浄土真宗を信仰する人でも「他力(本願)」「往生」「悪人正機」の本来の意味を理解している割合は約30%以下と低かった。葬儀や法事以外での僧侶の存在感が薄れている可能性も浮かび上がった。
調査は昨年10月から11月にかけて、20~79歳の男女を対象にインターネットで実施。真宗10派の信仰者2千人と、10派を除く一般2千人の計4千人から得た回答を集計した。
調査の結果、真宗10派の信仰者では「浄土」の意味を知っている割合は65・2%だったが、「他力(本願)」は28・7%、「往生」は30・3%、「悪人正機」は19・4%と低い状況だった。特に「悪人正機」は40・1%が、「この言葉を知らない」と回答した。
浄土真宗の宗祖・親鸞の遺徳をしのぶ法要「報恩講(ほうおんこう)」の認知度については、真宗10派の信仰者でも言葉と意義をともに知っている比率は20・6%にとどまった。
菩提寺(ぼだいじ)での僧侶との関わりを尋ねたところ、真宗10派の信仰者は「葬儀や法事」では88・2%が僧侶との関わりがあると答えた。だが、門徒らが寺を訪れる機会として最も多い「お墓や納骨堂へのお参り」の時は58・8%にとどまり、僧侶との接点の薄さが目立った。
報告書は、浄土真宗だけでなく伝統仏教には歴史的に男性目線の背景があり、女性が近づきづらいと考える傾向がある▽女性は寺院の特別拝観や精進料理など特別