19/01/08 20:50:23.72 npGpNU+29.net
「日本最初の元号『大化(645年)』から『平成(1989年~)』まで247もの元号がありました。しかし、じつはこれまでに元号に使われた漢字は72にすぎません。同じ文字が何度も使われているのです」
そう話すのは『元号 全247総覧』(悟空出版)の著作がある、東京大学史料編纂所の山本博文教授(61)。安倍晋三首相は4日の記者会見で、新たな元号を4月1日に発表すると表明。5月1日、新天皇の即位とともに、新しい元号が始まる。そもそも元号とは何か?
「元号は中国を中心とする漢字文化圏に広まった紀年法です。もともとは皇帝が元号を定めることによって、その時代を支配していることを示すものでした。かつての日本にとって元号は文明の象徴。新たに天皇中心の国家を作るというタイミングで、中国から取り入れたのです。しかし現在、世界で元号を使用している国は日本だけ。本家の中国も使っていません」(山本教授・以下同)
元号の選び方も中国の影響を色濃く受けている。
「基本的に中国の古典の一文から漢字が選ばれます。平成も『史記』の『内平外成』と、『書経』の『地平天成』が出典です」
“内外”“天地”とも平和になるという意味だという。
「かつては天変地異や飢饉などが起こると、時代を変えようと元号を新しくしていました。天皇1代の間に4回、5回と変わることもありました」
こじつけのような理由で改元が行われた例もある。
「明和9年(1772年)、江戸を大火事