19/01/01 23:08:27.00 CAP_USER9.net
横浜市が、市営地下鉄ブルーライン(高速鉄道3号線)を、終点のあざみ野駅(同市青葉区)から小田急線新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)まで延伸する方針を固めたことが12月31日、分かった。
延伸区間の横浜と川崎市内に四つの駅を新設。
2030年ごろの開業を目指す。
実現すれば、両市の北西部から新幹線が停車するJR新横浜駅へのアクセス機能が向上し、沿線の活性化につながりそうだ。
関係者によると、両市は大筋で合意しており、両市長が1月下旬に共同会見を開き、発表する見通し。
新区間が開業すれば、JR横浜線町田駅を経由する新百合ケ丘-新横浜間の乗り換えが不要になり、移動時間が約8分間短縮されて30分を切る。
東京・多摩ニュータウン方面と横浜都心部を結ぶ軸が強化され、新たな人の流れや新駅周辺のまちづくりに弾みがつきそうだ。
事業主体の横浜市交通局が、青葉区と麻生区にまたがる6キロ程度の延伸区間を整備し、運行する。
四つの新駅は青葉区と麻生区に2駅ずつ設ける。青葉区側は、あざみ野駅と市境のほぼ中間地点と、市境のすすき野付近に1駅ずつ設置。
麻生区側は複数ルートを比較検討中で、新たな終点となる新百合ケ丘と、市境と新百合ケ丘との間にもう1駅設ける。
用地取得、工事、車両購入を含めた概算の総事業費は約1700億円。
大半は横浜市が負担し、国の補助金も活用するほか、受益者となる川崎市が一部負担することでも合意している。
新区間の1日当たりの利用者数は約8万人が見込まれ、延伸に伴う累積収支は開業から25~30年後に黒字転換する見通し。
横浜市内では先行整備中の相模鉄道とJR、東急電鉄が相互直通運転を行う神奈川東部方面線(相鉄新横浜線と東急新横浜線)が19年度中に一部営業を開始する予定で、
横浜市は採算性や費用対効果が見込める、次なる鉄道網に投資する好機と判断したとみられる。
あざみ野-新百合ケ丘間の延伸を巡っては、国の交通政策審議会が16年、「事業化に向けて2市が合意形成を進めるべき」と答申。
横浜市は17年度から鉄道事業者の視点で調査し、18年度末までに事業化を判断する考えを示していた。
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1/1(火) 7:00配信
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