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大手百貨店各社が高額商品を貸し出すサービスを強化している。対象は寝具、ドライヤー、ドレスなどさまざま。インターネット通販の伸長など厳しい事業環境が続く中、主力顧客の高齢者と比べて来店の少ない３０、４０代の女性客らをターゲットに、新たな購買層の掘り起こしを狙う。
そごう横浜店では３月に、５万円前後のダイソン製のドライヤーを３週間無料で貸し出し始めた。機能や使い心地が高い値段に見合っているのか確認したいとの顧客ニーズを踏まえた対応。販売担当者は「実際に使った上で安心して買ってもらいたい」と話す。また商品を使って髪形を整えるサービスなども行っている。
高島屋新宿店は８月から、ベッドに敷くマットを約２週間無料でレンタル。販売価格６万～８万円台の４種類が対象で、同店は「寝間着など関連商品の購入にもつながれば」（広報）と期待する。
三越伊勢丹は仙台三越を含む全国の計１７店舗で、結婚式に出席する女性向けに、ドレスなどを貸す有料サービスを９月から開始。購入するより手軽で費用負担も少ないことから、利用状況は好調という。同社は「アクセサリー類などの拡充も検討する」（広報）としている。
（2018/12/22-11:53）
時事ドットコム
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