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福島第一の低濃度汚染水、近く100万トンに 処分難航
2018年12月22日07時37分
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廃炉作業が続く東京電力福島第一原発で、トリチウムなどを含む低濃度汚染水が年明けにも100万トンに達する。東電は21日、朝日新聞記者に水処理施設を公開した。政府は処分法の検討を進めるが、処理済み汚染水の8割超が基準値を超す放射性物質を含んでいた問題が発覚し、作業は難航している。
この日公開したのは、建屋からくみ上げた高濃度汚染水を浄化処理するセシウム吸着装置(サリー)と、多核種除去設備(ALPS)など。東電によると、これらの設備で処理を終えた処理済みの汚染水は98万6902トン(13日現在)。標準的な学校プールの水量に換算して、2千杯以上にあたる。ほかにALPSによる処理を待つ汚染水も10万トンほどあり、いずれも構内に並ぶ900基を超えるタンクに入っている。原子炉の冷却に使った水に建屋に流れ込む地下水が混ざり、汚染水は1日90トンほど増え続けている。
東電は9月、ALPSで処理した汚染水の8割超で、環境に出す際に求められる基準を超える放射性物質が残っていたことを公表した。ALPSは、トリチウムは除けないが、核燃料に含まれる放射性ストロンチウムなど62種類の放射性物質を汚染水から取り除くとされる。
今後、汚染水の処分法が決まって環境に放出する場合、東電は再びALPSで浄化処理する必要があると認めている。(川原千夏子、小川裕介)