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北海道 雌阿寒岳 噴火警戒レベル２に引き上げ
2018年11月23日 14時08分
北海道東部の雌阿寒岳で、火山性の地震が増加し、気象庁はごく小規模な噴火が発生する可能性があるとして、23日昼すぎ火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを２に引き上げました。火口からおよそ500メートルの範囲では噴火に伴って大きな噴石が飛ぶおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと北海道東部の雌阿寒岳では、今月20日からポンマチネシリ火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増え、21日は158回、22日は271回観測されました。23日になって地震はさらに増加し、正午までに461回観測され、振幅の大きな地震も増えているということです。
これまでのところ、地殻変動や噴煙の状況に特段の変化はないということです。
気象庁は、雌阿寒岳では火山活動が高まっていて、今後、ごく小規模な噴火が発生する可能性があるとして、午後０時半に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル１から、レベル２の「火口周辺規制」に引き上げました。
ポンマチネシリ火口からおよそ500メートルの範囲では噴火に伴って大きな噴石が飛ぶおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
雌阿寒岳で噴火警戒レベルが２に引き上げられるのは平成27年以来です。