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■ゴーン氏逮捕 欧州で広がる「陰謀論」 日本批判も
【パリ=三井美奈】カルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件をめぐり、欧州で「陰謀論」が広がっている。外国人経営者の高額報酬をやり玉にあげる日本への批判も出てきた。
仏経済紙レゼコー(電子版)は21日、今回の逮捕について「フランスでは『日本人が仕掛けたクーデターだ』という見方が強い」と指摘。英紙フィナンシャル・タイムズ(同)も21日、「陰謀論が駆け巡っている」との見出しで逮捕を取り巻く状況が不透明だと伝え、同容疑者の主張が全く報じられないことなどの疑問点を挙げた。
こうした不信の背景には、フランス政府や仏自動車大手ルノーが「日産自動車は不正をめぐる社内調査の情報を提示していない」と不満を示し、逮捕容疑は確認できないと主張していることがある。
一方、仏紙フィガロ(同)は21日、「ゴーン容疑者がベルサイユ宮殿で豪華な結婚披露宴を挙げたことすら、日本では非難の的になる」と論評。「こんなことでは、日本は才能のある外国人を惹きつけられなくなると分かっているのか」という外国人銀行員の声を紹介した。
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■ゴーン逮捕は「日本人の陰謀」フランス経済紙が報道
21日付のフランス経済紙レゼコーは、カルロス・ゴーン容疑者の逮捕について、容疑者に近いフランスの人々の間に「日本人の陰謀」との見方があると伝えた。
21日付のルモンド紙も「ゴーン氏を追放するための陰謀の薫りがする」とするフランス側の声を紹介。レゼコー電子版は20日、日産の西川社長について、ゴーン容疑者の信頼が厚かったに�