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韓国・北朝鮮週刊新潮 2018年11月15日号掲載
それは、ソウル市内などに設置されている「徴用工像」を見れば明らかだ。右手にツルハシを握り、左手を頭の高さまで上げているその男性は上半身裸で、あばら骨が浮き出るほどガリガリに痩せている―そこから想起されるのは、「奴隷」や「強制労働」といった言葉である。
実態はどうだったのか。
そもそも、一括りに「徴用工」と表現されることが多いが、国家総動員法に基づく国民徴用令を本格的に適用した「徴用」が朝鮮半島で行われたのは1944年9月から。それ以外の「徴用工」は日本企業が行った募集への応募か、朝鮮総督府が募集に関わった「官斡旋」による労働者である。いずれの場合も賃金が支払われていた。
「軍艦島のガイドをしていると、観光客から徴用工についての質問を受けることがあります。“朝鮮人の強制労働はあったんですか?”と。その度に“そんなことはありません”と、きちんと説明しています」
そう語るのは、NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」理事長の坂本道徳氏。
「例えば、ある元島民の方は“朝鮮人用の遊郭があった”と話します。この証言一つとっても、強制労働があったとは言いにくいのではないでしょうか。仮に、強制的に労働させていたのだとしたら、朝鮮人専用の遊郭なんて作るでしょうか? 奴隷のように朝鮮人を扱っていたのなら、働けるだけ働かせて、後は牢屋にでも入れておこうと考えるはずです」
「鉄格子」に「逆さ吊り」
坂本氏は一昨年から昨年にかけて軍艦島の元島民の証言を集め、「YouTube」にアップしたが、同様の活動をしているのが、故加藤六月元農水相の長女で「産業遺産国民会議」の専務理事、加藤康子さんである。加藤さんは軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」が2015年に世界文化遺産に登録された際の“陰の立役者”。そんな彼女が「軍艦島の真実」というウェブサイトを立ち上げたのだが、その背景には、
「イコモス(国際記念物遺跡会議)が軍艦島などを世界遺産に登録するよう勧告する前後に、韓国政府や韓国の市民団体から猛烈な反対を受けました」
と、加藤さんご本人。
「価値そのものではない部分で世界遺産の登録にケチが付くのは通常では考えられないこと。市民団体が会場で配布した資料のタイトルも衝撃的でした。軍艦島の写真を表紙にして、『盗まれた国、拉致された人々』と書かれていました。そこで、端島(軍艦島)で暮らしていた方々に戦時中のことを聞こうと考えました。すると、いま世に出ている証言や資料には、実際の現場の状況を反映していないものが多くある、ということが分かったのです」
例えば、16年に韓国で出版された絵本『恥ずかしい世界文化遺産 軍艦島』。そこでは、朝鮮人の少年たちが鉄格子の中ですし詰めになっている様子や、両足を縛られて逆さ吊りにされている場面が描かれているが、無論、そのような事実はない。ウソのレパートリーは、イソップ童話の「オオカミ少年」よりも豊富である。
元徴用工の怪しい証言
「元島民で鉄格子を見た人はいません」
加藤さんはそう話す。
「元徴用工だという人の手記には、『端島炭坑と高島炭坑を電車で往来した』とあります。しかし、両島は地下でつながっていないので往来は不可能です。逃走した人は、『ゴムのチューブで皮膚がはがれるほど叩かれ、拷問された』と話しています。しかし、そんな場面を目撃した元島民はいません」
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