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作家横溝正史(一九〇二~八一年)と松本清張(一九〇九~九二年)の映画化作品に焦点を当てた特別展「ミステリー映画大全集~横溝正史VS松本清張」が、鎌倉市川喜多映画記念館(雪ノ下二)で開かれている。横溝の代表作・探偵金田一耕助シリーズの撮影で使われた小道具や絵コンテ、二人の映画化作品のポスターなど約百五十点が並ぶ。十二月十六日まで。
同館によると、日本でミステリー映画という概念が生まれたのは戦後間もなく。横溝が金田一シリーズの第一作「本陣殺人事件」を雑誌で連載したのは一九四六年だった。金田一は多くの俳優に演じられ、初期の「獄門島」(四九年)や「八つ墓村」(五一年)は片岡千恵蔵さんが洋装で出演した。
会場には、石坂浩二さんが金田一役の市川崑監督作品「犬神家の一族」(七六年)、「悪魔の手毬唄」(七七年)などで使われた金田一のトランクや帽子、げたなどを展示。トランクは石坂さんの私物だったが、市川監督が「イメージにぴったり」と気に入り、使うことになったという。
清張原作の映画化作品は、五七~二〇〇九年に三十六作。このうち、野村芳太郎監督の「張込み」(五八年)や「砂の器」(七四年)などの上映が二十七日~十二月二日と同十二~十六日にある。
月曜休館。入館料は一般三百円、小中学生百五十円。映画の鑑賞料金は別途。同九日午後二時から、作家阿刀田高さんによる講演会「松本清張の光と影」もある。チケット発売は十一月十七日で一般千円、小中学生五百円。問い合わせは同館=※電話番号はソースでご確認ください
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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