18/10/29 19:36:25.15 CAP_USER9.net
秋の行楽シーズン真っ盛りの中で、楽しいはずの「キノコ狩り」が思わぬ事故を呼ぶケースが急増している。
27日には長野県千曲市の山林へ1人でキノコを採りに出掛けた同市会社役員の酒井芳和さん(73)が帰宅せず、捜索の結果、山林の斜面に倒れているのが見つかり、死亡が確認された。20~30メートル滑落したとみられる。
今年は猛暑や台風の影響でキノコ類が豊作となり、入山者が増えている。その中で長野県内では今年、キノコ採りでの遭難や転落による死者が15人を数え、昨年の3人を大きく上回っている。
長野県の担当者は「足場の良いところは既に採られ、奥へ奥へと進み遭難している可能性がある」と話す。山岳ガイドの森田秀樹さん(58)によると「自分のテリトリーを教えたがらず、滑落や遭難の際に救助が困難になることも」。長野県警は急斜面など危険な場所に近づかず、単独行動を控えるよう呼び掛けている。
近年減少していた毒キノコによる食中毒の恐れも再燃している。三重県桑名市では今年9月、自分で採った「ニセクロハツ」とみられるキノコを食べた男性(75)が死亡。国内の毒キノコによる死亡事故は5年ぶりだった。
事故が多く特に注意が必要なのが「ツキヨタケ」。シイタケやヒラタケと似ているが、食べるとおう吐や下痢を引き起こす。一見有毒に見えにくい「クサウラベニタケ」が誤食されるケースも多い。消費者庁の担当者は「図鑑と見比べるだけでは判別できないことが多い。少しでも不安な場合は食べないで」と注意喚起している。
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