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津軽じょんから節」などの作品で知られる直木賞作家の長部日出雄さんが今月18日、虚血性心不全のため、東京都内の自宅で亡くなりました。84歳でした。
長部日出雄さんは青森県出身で、早稲田大学を中退したあと、週刊誌の記者やフリーライターを経て小説家となり、昭和48年に故郷・青森を舞台にした小説、「津軽世去れ節」と、「津軽じょんから節」で直木賞を受賞しました。
長部さんには芸術家や作家、歴史上の人物を掘り下げて描いた作品も多く、「桜桃とキリストもう一つの太宰治伝」や、「鬼が来た棟方志功伝」など、青森ゆかりの人物を描いた作品も話題となりました。
また、映画の論評を行うなど映画通としても知られ、平成元年には、昭和初期の津軽を舞台に三味線に懸ける若者たちを描いた映画「夢の祭り」の脚本・監督を務めるなど、幅広い分野で活躍しました。平成20年には、「旭日小綬章」を受章しています。
長部さんは今月18日に虚血性心不全のため、東京都内の自宅で亡くなったということです。84歳でした。
2018年10月24日 15時03分
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