18/10/04 12:10:08.98 CAP_USER9.net
巨大地震による津波が襲ったインドネシアのスラウェシ島で3日、北東部に位置するソプタン火山で噴火が相次ぎ、昨夜には溶岩の流出が始まった。同国災害管理庁(BNPB)は、警戒レベル3を発令するとともに、航空カラーコードを危険度が2番目に高いオレンジに引き上げた。
ソプタン山は、スラウェシ島北東部にL字型に伸びるミナハサ半島の最東端に位置する標高1785メートルの活火山だ。日本時間3日午前9時47分、最初の爆発が観測された後も噴火が相次ぎ、噴煙の高さは上空6000メートルに達した。
きょう未明(現地時間昨夜11時25分)には、山の斜面を流れ落ちる赤い溶岩流が確認されたが、BNPBは火山から半径4キロ、西南西6.5キロ範囲で立ち入りを禁じており、これまでに負傷者の発生はないという。
ソプタン山は18世紀以来、活発な噴火を繰り返しているインドネシアでも最も活発な火山のひとつだが、2015年から2016年にかけては、噴煙が上空12キロに到達し、周辺の村落に大量の火山灰を降らせた。
今回の活動激化を受けて、BNPBは航空カラーコードをオレンジに引き上げ、周辺を航行する航空機に火山灰への注意を呼びかけているが、スラウェシ島では、津波の被害で島外脱出を求める住民が多く、影響は必至だ。
一方、BNPBのストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官によると、地震の津波による犠牲者の数は4日現在、死者1407人、行方不明者113人、負傷者2549人に達し、避難者の数は7万人を超えた。現地では犠牲者の共同墓地の建設を急いでおり、これまでに152人が埋葬されたとしている。
URLリンク(sp.hazardlab.jp)
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