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2018年8月18日 06時10分
日露両政府は、シベリア鉄道を利用した日露間の貨物輸送路の整備に本格的に乗り出す方針を固めた。航路と空路に続く「第3の物流ルート」を活性化させ、2国間の経済協力を進める考えだ。領土問題の解決に向けた信頼醸成につなげる狙いもある。
日露外交筋によると、9月11~13日にロシア・ウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムの前後に、シベリア鉄道を利用した物流の実証実験を開始する。フォーラムには安倍首相が出席し、ロシアのプーチン大統領との首脳会談も予定されている。
実証実験には、日本の物流業者ら5~10社が参加を検討しており、実際のコストや輸送時間のほか、税関や輸出入の事務手続き、貨物に影響を与える輸送時の振動、気温差などを調査。官民合同で物流ルート整備に向けた課題の解決につなげる考えだ。
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