18/08/12 20:30:11.16 CAP_USER9.net
『ドラえもん』でLGBT差別な表現が……この時代にまだ「同性愛はキモい」と発信
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国民的アニメと聞けば『ドラえもん』が思い浮かぶのではないかと思います。わたしも子どもの頃、めっちゃ見ていました。
きっと日本に住んでいて、ドラえもんを見たことがないという方はいないですよね?
テレビを見なくてもキャラグッズが町中にあふれていますから。
そんなドラえもんですが、たまたま見た回の「LGBT差別」がひどかったのでそのことについて紹介します。
はい。昨日、たまたま子どもたちと見た『ドラえもん』の内容があまりにもひどかったです。
「ジャイ子の恋人=のび太」という回なんですけど、ストーリーを簡単に説明しますね。
2018/8/3放映のドラえもん
1ジャイアンの妹「ジャイ子」が「のび太を好きかもしれない疑惑」が勃発(ジャイ子の机でのび太の写真を発見)
2妹想いのジャイアンは、ジャイ子に幸せになってもらいたくのび太とくっつけることに
3のび太に対して「おまえは男だからジャイ子に告白しろ」
4「好きでもないのにできない」と主張するのび太に告白を強制
5空き地で告白の練習(のび太がジャイアンに告白するシーン)
6それをたまたま通りかかったスネ夫が発見し「オゲー!」となる
7オチ: ギャグ漫画の主人公としてのび太をモデルにしていただけで「好き」ではなかった
このストーリーをまとめてて、ツッコミどころがありすぎて怖いぐらいですけど……。
いやー、日本の子ども向けアニメ、ヤバイですね……。
わたし、子どもの頃『ドラえもん』が大好きで絶対見てたんですけど、子どもには見せたくないというのは悲しい現実です。
ツッコミどころが多い回でしたが、今回注目するのはこのシーンです。
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ジャイアンが のび太をジャイ子に告白させようと、練習するシーンです。
その練習を のび太 とジャイアンが空き地でやってたんだけど、それをスネ夫が見て「オゲー!」ってなる描写。
なにがひどいかと言うと「男が男を好き」ということを意図的に笑いに転換させていること。
古いですが、昔「とんねるず」が「保毛尾田保毛男」というキャラを演じて笑いに転換させていたのと同じ構図ですよね。
つまりこういうことです。
意図的に「男が男を好きというのは気持ち悪いんだよ」と気持ち悪く描写させる。
それを見た視聴者に「わはは! 同性愛みたいで気持ち悪りぃ!」と反応してもらうことを期待するという。
衝撃なのは、今のこのタイミングで無神経にこんなネタをやることですよ。
政治家が「LGBTは生産性がない」とか「同性婚は趣味みたいなもの」と発言して問題になってますよね?
その最中に、あまりにも意識が低すぎて目ん玉が飛び出て紛失してしまうレベル。
『ドラえもん』って全国の子どもたちが見ているんですよね……。
そんな「国民的アニメ」が全国に「男が男を好きになるのはキモい」という発信をおもしろおかしくしているんですよね。
ちなみに、わたしが10代のころは、先生がフツーに「おまえはオカマかw」「おまえらはホモかw」的な発言をジョークとして連発していました。
それをシャワーのように浴び、わたしも「同性愛はキモい」という価値観を持たされていました。
今の学校ってどうなのか知りませんが、子ども向けのアニメで堂々とLGBT差別をするような状況ですからね。たぶん、全然変わっていないんだと思います。
大人向けの番組じゃなく、完全に子ども向けのアニメでコレをしでかすのが日本の怖さです。
こういうことを言うと「表現の自由」って言う人がいますが、「表現の自由」ってなんなんですかね?
国民的アニメでこういうことを発信するのはある意味「洗脳」です。子どもたちはLGBTへの差別を学習しますから。
そして、再生産していき、差別は一向になくならない。