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■人踏んだ跡や無断採取
高岡市中田地区でミョウガ畑が何者かに踏み荒らされ、収穫間近のミョウガのつぼみが無断で採取されていたことが分かった。今年は猛暑のため不作で、9月の中田かかし祭で人気の「中田まるごとみょうが寿し」の仕込みができない可能性が出てきた。関係者は被害に心を痛め「絶対にやめて」と訴えている。(高岡支社編集部・橋本京佳)
ミョウガ畑は地元ボランティアグループ「中田もえぎの会」の河合博子会長(70)が所有。山の斜面や麓に数十年前から少しづつ植え付け、整備してきた。かつては市場へ出荷していたが、今は名物となった「みょうが寿し」の材料として活用している。
同会によると、メンバーが7月中旬、収穫のために畑を訪れると、畑は踏み荒らされ、食べられるつぼみ部分が摘み取られていた。被害は畑全体の約8割に当たる10アールほど。イノシシなど野生動物の痕跡はなく、人為的な被害であることは明らかという。
5年ほど前から無断で採られることがあったため、被害を防ぐため看板を立て、ロープを張って私有地であることを知らせていたが、効果はなかった。今年は不作でミョウガを探し回ったためか、畑全体が踏み荒らされ、根元から折れていた。
「中田まるごとみょうが寿し」は1パック5個入りで、毎年1300~1400パックを販売する。細かく刻んだミョウガの酢漬けをご飯にたっぷりと混ぜ、ミョウガの葉で包むのが特徴。例年、ミョウガ7千~8千個を使っているが、今年は梅雨明けが早く、猛暑で畑の水が不足し、収穫量が少ない。さらに畑を荒らされ、「みょうが寿し」を十分提供できない可能性があるという。
河合会長は「無残に荒らされた畑を見たとき、悔しさと悲しさで涙が出た」と言う。メンバーの高桑万里子さん(67)は「みょうが寿しを食べるのを楽しみにしてくれている人がいるのに、このままでは作れなくなる。もうこれ以上、荒らさないで」と語気を強めた。
2018年08月09日 05:00
北日本新聞
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