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住宅ローン金利 小幅な引き上げの動き 長期金利上昇で
2018年8月4日 5時25分大規模緩和
このところの長期金利の上昇を受けて、大手銀行の間では住宅ローンの金利を小幅に引き上げる動きが出る一方、保険会社の中には、運用が難しいとして販売を取りやめていた保険商品の取り扱いを再開するところも出ています。
住宅ローンの金利は長期金利の水準などを参考に各銀行が決めていて、「りそな銀行」は、今月１日から適用された10年固定の住宅ローンで最も優遇する場合の金利をそれまでの0.7％から0.75％に、0.05ポイント引き上げました。
また「みずほ銀行」と「三井住友信託銀行」は、10年固定の金利は据え置いたうえで、15年と20年の固定金利をそれぞれ0.05ポイント引き上げました。
一方、「日本生命」は、運用が難しいとしておととし４月以降取りやめていた貯蓄型の生命保険の販売を、今月１日から一部の銀行の窓口で再開しました。
各社のこうした対応は、日銀が先月31日、長期金利の一定の上昇を容認するなど、今の金融緩和策の一部修正を決めるのを前に、先月半ばごろから長期金利が上昇傾向になっていたためです。
日銀の決定を受けて今後、長期金利の上昇傾向が続く場合には、住宅ローン引き上げなどの動きがさらに広がる可能性もあります。