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台風12号 九州南の海上ゆっくり動く 局地的に非常に激しい雨も | NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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2018年7月31日 18時56分
鹿児島県の種子島の北西の海上にある台風12号は来月1日にかけてゆっくりと西寄りに進む見込みで、台風に近い九州南部を中心に局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、台風12号は、午後6時には鹿児島県の種子島の北西、30キロの海上を1時間に15キロの速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の東側220キロ以内と西側110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は、このあとやや発達しながら西寄りに進み、種子島・屋久島の北の海上を通過したあと、東シナ海へ進む見込みです。
台風に近い九州南部と大分県を中心に、1日にかけて台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、局地的に雷を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
1日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、九州南部で180ミリ、鹿児島県の奄美地方で120ミリ、大分県で100ミリと予想されています。
また、九州南部と奄美地方では1日明け方にかけて海上を中心に非常に強い風が吹く見込みで、1日にかけての最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想され、海上の波の高さは、5メートルのしけが続く見込みです。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、強風、高波などに十分注意するよう呼びかけています。