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財務省が31日発表した2017年度の特別会計の決算概要によると、歳入から歳出を差し引いた剰余金は9.2兆円だった。企業の厚生年金基金の解散で国への返金が多かった16年度より2.5兆円減った。
剰余金の使い道は1.8兆円を18年度の一般会計の財源に使う。3.9兆円は積立金に充てるほか、残りの3.6兆円は18年度の特会の歳入に繰り入れる。
剰余金は国債の償還などに使う国債整理基金特会を除く13の特会の合計額。東日本大震災復興特会は想定より事業の執行が遅れている影響で繰越額が増え、7000億円の剰余金が発生した。
17年度の年金特会は年金給付額が予定を下回ったため2.7兆円、外国為替資金特会は外貨資産の運用益の発生で2.7兆円の剰余金があった。
2018/7/31 12:00
日本経済新聞
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