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大阪市淀川区の三津屋(みつや)商店街で生まれた世界大会が毎年3月と8月に開かれる。平昌(ピョンチャン)冬季五輪で日本代表のLS北見が銅メダルを獲得したカーリング……ではなく、ストーンの代わりに5キロのセメントを詰めたキャスター付きのやかんを、約3メートル先の的めがけて転がす「ヤカーリング」だ。
きっかけは2006年のトリノ冬季五輪のカーリングでチーム青森が活躍したこと。「うちでもでけへんかな」。目をつけたのが、祭りでお茶をわかすために事務所に置いてあった金ぴかの大やかんだった。
競技用のやかんは手作りで「個性」があり、商店街の路面の傾きもあって思うように投げられない。事務局の福留小夏さん(46)は「それがハマる。毎回初参加の人も多いが、常連の『ヤカラー』もいるし、欧州の元カーリング選手も参加した」という。「今後はカーリング日本代表に知られるくらい盛り上げたい」。次回は8月25日に第24回世界大会がある。
参加は2人1組で50組限定だが、空きがあれば当日参加もできる。当日は夜店やライブなどのイベントもある。申し込みはホームページ(URLはソースでご確認下さい)から。問い合わせは三津屋商店街へ。(島脇健史)
2018年7月30日18時03分
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