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記録的な猛暑が続く中、兵庫県警神戸西署でエアコンが故障し、同署の留置場に収容していた容疑者ら約10人が篠山市の篠山留置場に移送されていたことが26日、分かった。留置場や取調室の室温は30度を超え、熱中症の危険が高いと判断したという。庁舎の修繕や建て替え以外で留置人全員が移送されるのは異例。
県警などによると、約1週間前から庁内のエアコンの大半が作動しなくなった。復旧は秋以降になる見込みで、冷風を送るスポットクーラーや扇風機で対応している。
県警は詳細を明らかにしていないが、数日前に男性の留置人約10人を篠山留置場に移送したという。神戸西署は「猛暑の影響を考え、留置場を管理する警察官や留置人らの健康に配慮した」としている。
24日には名古屋刑務所(愛知県)で冷房設備がない単独室にいた40代の男性受刑者が熱射病(重度の熱中症)で死亡したばかり。単独室の室温は34度だったという。(杉山雅崇)
2018/7/26 19:15
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