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2018年7月19日 4時18分 NHK
豪雨で大きな被害が出た愛媛県宇和島市では、消防署員を名乗り「災害関係の調査をしている」などと言って個人情報を聞き出そうとする電話が相次いでいます。警察は注意を促すビラを作成し、不審な電話があった場合は通報するよう呼びかけています。
宇和島警察署によりますと、今月14日、宇和島市に住む50代の女性のもとに消防署員を名乗った男の声で「今回の災害関係で家屋の調査をしている」という電話がありました。
ところが電話では、家族構成などの個人情報を聞き出そうしたため女性が不審に思って応じず、被害はなかったということです。
また、この次の日にも宇和島市内の別の家に同じような不審な電話がかかってきました。
宇和島警察署では被災者が詐欺被害に巻き込まれるおそれもあるとして、避難所にビラを配るなどして注意を呼びかけています。
警察によりますと、過去の災害では公的な機関を装って義援金を求めるウソの電話をかけたり、リフォーム業者を名乗って工事の契約を迫ったりするトラブルがあったということです。
今回の豪雨に関連して消防が個人宅に電話をして家屋の調査をすることはないということで、宇和島警察署生活安全課の堀口昌彦課長は「不審な電話があったらすぐに通報してほしい」と話しています。
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