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山口 各地で土砂崩れ被害 ２人死亡
2018年7月7日 19:15
山口県では東部を中心に激しい雨が降り、各地で土砂崩れなどの被害が出た。高齢の男女２人が心肺停止の状態で発見され、その後死亡した。
午前５時頃、岩国市の岩国４丁目では裏山が崩れて住宅に土砂が流れ込んだ。この土砂崩れで家は倒壊し、消防などで６０代の男性と女性２人を救出している。２人とも意識はあるという。
午前３時前、周南市樋口では、土砂崩れで家が壊れ、４人全員が救出されたが、そのうち６０代の女性１人がその後、死亡した。
また、岩国市周東町上須通で、午前２時過ぎ山が崩れ、家の中に土砂が流れ込んだと男性から消防に通報があった。この男性は無事だったが、高齢の女性２人の行方が分からなくなった。
午前９時過ぎ、９０代の女性１人は防災ヘリコプターで救助されたが、もう１人の７０代の女性は心肺停止の状態で午後３時前、家の中で発見され、その後、死亡した。
岩国市周東町獺越の東川では土砂崩れによって倒壊した住宅１棟が流された。この家に１人で住んでいた８０代の男性が死亡した。
また、川が氾濫したことで、家の外へ避難できなくなった３人は午前８時頃に、防災ヘリコプターで救助されたという。
氾濫した川の近くには日本酒「獺祭」で知られる旭酒造の本社があり、工場や店舗が浸水するなどしていた。
旭酒造・桜井博志会長「電気は全く来ていませんし、酒蔵の排水設備が動かないので、（工場が）どのくらい止まるか分からない」
県内は３人が死亡、１人が重傷となっている。