18/07/07 15:28:27.49 CAP_USER9.net
2018年7月7日 15時18分
活発な前線の影響で、九州から東海にかけて記録的な大雨となり、各地で災害が発生しています。気象庁は、岐阜県、兵庫県、京都府に発表している大雨の特別警報を継続し、土砂災害や川の氾濫などに最大級の警戒をするとともに、周囲の状況を確認しできるかぎり安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、本州付近に停滞する梅雨前線の活動が活発になっているため、大気の状態が非常に不安定になり九州から近畿、東海北陸にかけて発達した雨雲がかかり続けています。
午後2時までの1時間には国土交通省が鹿児島市に設置した雨量計で51ミリの非常に激しい雨を観測したほか、宮崎県都城市で42.5ミリ、愛知県が津島市に設置した雨量計で35ミリの激しい雨を観測しました。
また、午後2時までの48時間に降った雨の量は、岐阜県郡上市ひるがので662.5ミリ、岐阜県高山市荘川で452.5ミリ、京都府宮津市で426.5ミリ、兵庫県養父市大屋で408ミリ、愛媛県西予市宇和で406ミリ、岡山県津山市で341.5ミリといずれも統計を取り始めてから最も多くなっています。
気象庁は、これまでに降った大雨で数十年に一度しかないような災害が差し迫っているとして、岐阜県、兵庫県、京都府に大雨の特別警報を発表しています。
一方、岡山県に出されていた大雨の特別警報は午後3時10分に解除されました。
また、福岡県、佐賀県、長崎県、広島県、鳥取県の大雨の特別警報もすべて解除されています。
しかし、西日本と東日本は広い範囲で記録的な大雨となっていて、各地で川の氾濫や土砂災害の危険性が高まっています。
氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川がある府県は、午後2時現在、福岡県、広島県、岡山県山口県、島根県、京都府、兵庫県、徳島県、愛媛県です。
また、土砂災害の危険性が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる「土砂災害警戒情報」が各地に発表されています。
発表されている地域があるのは、熊本県、鹿児島県、広島県、岡山県、鳥取県、香川県、愛媛県、徳島県、高知県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、福井県、石川県、岐阜県です。
今後の雨の見通しです。
西日本と東日本では今後も1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあるほか、8日にかけて西日本から北日本の広い範囲で激しい雨が予想されています。
8日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東海と九州南部で250ミリ、北陸と四国で200ミリ、近畿と九州北部で150ミリ、北海道で120ミリ、東北と関東甲信で100ミリ、中国地方で80ミリと予想されています。
大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して氾濫の危険性や土砂災害の危険性がさらに高まるおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、浸水に、最大級の警戒をするよう呼びかけています。
そのうえで、自治体の情報に従って直ちに安全な場所に避難するか、周囲の状況を確認して外に出るのが危険な場合は建物の2階以上に移動するなど、できるかぎり安全を確保するよう呼びかけています。
また、特別警報が出ていなくても雨量が多くなっている地域では土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
増水した川や用水路、急な崖など危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)