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【ロンドン＝広瀬誠】英国の警察当局は４日、南西部エイムズベリーで６月３０日に意識不明で発見された４０歳代の男女２人から、神経剤「ノビチョク」の成分が検出されたと発表した。近郊では今年３月、ロシア軍情報機関の元大佐らが同じ神経剤で襲撃されており、警察は関連を調べている。
発表によると、２人は英国籍の地元住民で、６月３０日に民家で倒れているところを発見された。当初はヘロインなど薬物使用が疑われたが、検体分析の結果、ノビチョクと特定された。２人の容体は危険な状態が続いているという。
今回の現場は、ロシア軍元大佐と娘がノビチョクで襲われたソールズベリーから北へ約１１キロの地点にある。
英ＢＢＣが捜査当局者の話として伝えたところによると、意識不明となった２人には襲撃の標的になるような背景は見あたらないという。
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