18/07/06 02:57:29.17 CAP_USER9.net
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
日本が提出のサンマ漁獲量規制案 合意できず
2018年7月6日 2時49分
深刻な不漁が続くサンマの資源を守るための国際会議が閉幕し、日本が出していた漁獲量の規制を導入する提案は、中国などの支持を得られず、合意できませんでした。
この会議は北太平洋の公海に生息するサンマなどの資源管理を議題に、日本や中国、台湾、ロシアなど8つの国と地域が参加して都内で開かれ、5日、3日間の議論を終えて閉幕しました。
日本は、去年のサンマの国内の漁獲量がほぼ半世紀ぶりの低い水準にとどまるなど、深刻な不漁となっているのは、中国などが公海で急速に漁獲を増やしていることが背景にあるとして、漁獲量の規制を導入することを提案していました。
しかし、水産庁によりますと、中国が「サンマの資源量がどのくらいかを示す科学的な根拠がなく、規制が必要かどうか判断できない」と主張し反対したほか、バヌアツも反対し、合意を得ることはできませんでした。
ただ、来年春に開かれる科学者による会議で、サンマの資源量の推計について結論を得られるよう、必要なデータや推計方法などの調整を進めていくことでは一致したということです。
会議の終了後、水産庁の神谷崇資源管理部長は「漁獲規制の導入では合意は得られなかったが、来年春に資源量の推計について結論を得ることになったのは大きな前進だ。最終目標である漁獲規制の導入には乗り越えるべきものは多いが、粘り強く働きかけていきたい」と述べました。