18/06/10 18:41:37.26 CAP_USER9.net
日米欧の主要7カ国(G7)の首脳が激論をかわす数枚の写真がSNS(交流サイト)上で話題を誘っている。
8日~9日にカナダで開いた主要国首脳会議(シャルルボワ・サミット)の成果文書の取り扱いを巡り協議している様子だ。
写真のアングルにより、首脳同士の力関係も違って見え、各国の駆け引き材料になっている。
写真は9日午前9時20分から午前10時まで約40分間にわたり、G7の首脳がサミット会場で予定外に集まって協議している様子を映した。
サミットは閉幕時に成果文書として「コミュニケ」と呼ばれる首脳宣言を採択するのが通例だ。
今回は貿易の立場を巡り米国と他の6カ国が対立し、首脳宣言の取りまとめが難航していた。
文書作成でネックになっていた貿易分野の取り扱いをどうするか、首脳が議論を交わした。
ドイツ政府が提供した写真(上)はメルケル首相が身を乗り出し、トランプ米大統領を説得しているように見える。
メルケル氏はトランプ氏が決めた欧州連合(EU)に対する鉄鋼とアルミニウムの輸入関税上げに激しく反発していた。
安倍晋三首相はメルケル氏とトランプ氏の間に立って腕を組み、調整役のようだ。
自身も安倍首相の左側に映った西村康稔官房副長官はツイッターにこの写真を投稿。
「安倍首相が『G7で結束して自由で公正な貿易の推進を発信すべきだ』と議論を主導です」と書き込んだ。
フランスのマクロン大統領はツイッターに別の角度の写真(中)をアップ。「我々は野心的な合意を積極的に求めている」と記した。
この写真はマクロン氏がトランプ氏を説いているように見える。
マクロン氏もメルケル氏と同様、トランプ氏の貿易制限政策を批判する1人だ。
もう1つ(下)はトランプ氏の広報担当者、ダン・スカビノ氏がツイッターに「交渉の舞台裏の1コマ」として投稿した。
腕を組むトランプ氏の発言に、各首脳が熱心に耳を傾けているような印象を受ける。
議長として首脳宣言を取りまとめようとするカナダのトルドー首相や安倍首相らは笑みを浮かべている。
日本政府関係者によると、細かい表現を巡り米国と欧州の間で議論の錯綜が続いた。
そこで安倍首相が一言「G7で自由で公正な貿易が重要だとのメッセージを打ち出せればいい」と訴えると、収束の方向に向かったという。
難航していた首脳宣言も発表にこぎつけられそうな見通しだ。の
トランプ氏の単独主義的な言動により、今回のサミットはG7は「G6+1」の構図と揶揄された。
国際社会にG7の結束を示すための首脳宣言の取りまとめ過程では、首脳同士の激しい駆け引きがあった。
URLリンク(www.nikkei.com)
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2018/06/10(日) 09:48:25.12