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中国の国有企業が、中国で初めてとなる原子力空母の開発を進める計画を明らかにし、習近平指導部のもとで、「海洋強国」を目指す中国が海軍力の増強を図ろうという姿勢が鮮明となっています。
中国では、2012年に空母「遼寧」が初めて配備されたのに続いて、国産の空母の建造も進められていて、中国海軍は、少なくとも4隻の空母を保有する計画があると見られています。
こうした中、中国の大手国有企業、「中国船舶重工グループ」は、28日までに示した今後の方針の中で、習近平国家主席が掲げる強い軍の建設という目標を断固として貫徹させるとして、中国で初めてとなる原子力空母の開発を進める計画を明らかにしました。
中国船舶重工グループは、このほかにも新型の原子力潜水艦なども建造するとしていますが、いずれも具体的な性能などは明らかにしていません。
原子力空母は通常動力型の空母に比べて作戦範囲が格段に向上するだけに、今回、原子力空母の開発計画が明らかになったことで、習近平指導部のもとで、「海洋強国」を目指す中国が海軍力の増強を図ろうとする姿勢が一層鮮明となっています。
2月28日 21時08分
NHK NEWS WEB
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