18/02/14 10:45:48.53 CAP_USER9.net
埼玉県川口市北部の安行地域で中国の外来種のセミ「プラティロミア・ピエリ」が生息し、
繁殖していることが埼玉大学の林正美名誉教授(昆虫分類学など専門)らの調査で確認された。
同市の市民から「安行で聞き慣れないセミの鳴き声の大合唱を聞いた」などの情報があったことから、
調査チームを結成し2016年と17年に分布や生息状況、生態調査を実施し、プラティロミア・ピエリと確認した。
同名誉教授によると、日本で生息が確認されたのは初めて。
生息環境が違うため、在来種のセミ類への影響はないとみられるが、
同名誉教授は「生態や生息の有無を全国で調査する必要がある」と話している。どのようなルートで日本に侵入し、
定着・繁殖したかなどが、今後の調査課題だという。
このセミは、中国大陸東部の浙江省からベトナムに至る地域に広く分布する。学名がプラティロミア・ピエリという大型種で、
アブラゼミより一回り大きい。羽が透明で、羽化した直後の体は美しい淡緑色。成虫は暗緑褐色になる。
中国での研究によると、卵のまま約1年を過ごし、幼虫は土中で5年かけて成長したのち成虫になるとされている。
ツクツクボウシの近縁の仲間であり、セミ類としては異色のタケに依存することから、
同名誉教授らは「タケオオツクツク」と名付けることを提案している。
調査チームは同名誉教授のほか、NPO埼玉県絶滅危惧動物種調査団の碓井徹代表(64)、
埼玉昆虫談話会会員の植�