【伝染病】北米のシカを襲う“ゾンビ病”──異種間でも感染した謎の病気の正体とはat NEWSPLUS
【伝染病】北米のシカを襲う“ゾンビ病”──異種間でも感染した謎の病気の正体とは - 暇つぶし2ch1:ごまカンパチ ★
18/02/09 21:33:29.17 CAP_USER9.net
URLリンク(wired.jp)
 北米のシカたちを“ゾンビ病”が襲っている。
いわゆる狂牛病と同じで、異常タンパク質のプリオンが原因となって発症する。
専門家による実験ではサルの一種が発症するなど、ヒトも含む異種間で伝染する危険性があるという。
そんな謎の多い病気の脅威に迫った。
すべては、ちょっとした歩行の問題から始まる。しかし、時とともに鹿は目に見えて痩せてゆく。
集団から孤立し、次第に正常な意識を失う兆候を見せ、最終段階に至る。
目的もなくふらついて、うつろな目を宙に向け、口から粘り気のある唾液を垂れ流す。ついには食べられなくなり、飢えて死ぬ。
この病気の正式名称は「シカ慢性消耗病(Chronic Wasting Disease、CWD)」という。
北米では“ゾンビ鹿病”として知られている(理由を察するのは難しくないだろう)。
とはいえ、あえて第3の名前も挙げよう。“狂鹿病”だ。
実際、狂牛病と同じ伝染性の海綿状脳症の一種で、この最も有名な病気と同様、プリオンによって引き起こされる。
プリオンは異常なタンパク質だ。ウイルスやバクテリアのように拡散して増殖する。
主に北米地域でシカやトナカイ、ヘラジカに伝染する。
イタリアをはじめとするその他の地域で、あまり話題にならないのは、そのためだろう。
一方、米国の新聞ではこの数週間、盛んに議論が行われている。
専門家たちは狂牛病と同じように、シカ慢性消耗病もヒトに感染しうると危惧しているのだ。
■唾液で汚染された草が感染源に
最初の証言は1967年にさかのぼる。初めて感染したのはミュールジカで、コロラド州の研究施設に収容されていた。
異常な症状から、施設の研究者たちはすぐ、未知の病気を前にしていると気づいた。
しかし、海綿状脳症の一形態として認識されたのは10年ほどあとのことだった。
その間に、この病気は何匹かの野生の個体からも見つかった。そして、その後も拡散し続けた。
米疾病予防管理センター(CDC)によると現在、米国の23もの州でシカやヘラジカの生息数は大きく減っている。
この病気を引き起こすのは、すでに言及したようにプリオンだ。
ひとたび組織内に入ると、ほかのタンパク質をプリオンへと変えてしまう。病原体と同じように拡散されるのだ。
シカやノロジカ、トナカイの場合、プリオンとの接触は通常、食事の間に起こる。
病気の個体が汚染した草(症状のひとつが大量の唾液であると思い出してほしい。これによって、プリオンは環境中へと拡散してゆく)
を健康な個体がかじると、変異したタンパク質に攻撃され、感染する。
そして今度は、彼らが新たなプリオンを撒き散らすようになる。
人間がこうした経緯で感染する危険性はほとんどないが、“プリオン病”がヒトにとって危険なことに変わりはない。
狂牛病と同様、肉の消費を通じても、また場合によっては感染した動物の体液や体組織と接触するだけでも拡散しうるからだ。
いまのところ人間への感染はまだ報告されていない。
しかしプリオンは専門家たちが指摘しているように、多少の困難を伴うにせよ、ある種から別の種へと転移する可能性がある
(こう聞いて再び何かを思い出さないだろうか)。
■シカ肉を食べたサルが発症し、異種間で感染
最近のカナダのある研究によれば、シカ慢性消耗病がヒトを汚染する日もそれほど遠くないという。
この研究はカルガリー大学アルバータ・プリオン研究所の出資で、2009年からずっと続いているものだ。
18匹のオナガザルに対し、さまざまな方法でシカ慢性消耗病を伝染させる実験が行われた。
静脈への接種、脳への直接の接種、皮膚との接触、そして食物を介した接触もあった。
結果として、危機的状況が明らかになった。
感染したシカの肉をエサとして与えた5匹のオナガザルのうち、3匹が実際にこの病気を発症したのだ。
正確には、プリオンが人間の体内でも増殖できると示されたわけではない。
しかし、オナガザルは霊長類であり、進化論的に考えればトナカイやシカ、ノロジカよりもわれわれの種にずっと近い。
つまり、異種間の感染によって人間が被害を受ける確率が非常に高まったわけだ。
続く


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