18/01/18 13:13:35.03 CAP_USER9.net
安倍晋三首相は18日午前、来日中のオーストラリアのターンブル首相とともに陸上自衛隊の習志野駐屯地(千葉県船橋市)を訪れ、対テロや在外邦人の救出を担う「特殊作戦群」の訓練を視察した。現職の首相が同部隊を視察するのも、外国首脳に公開するのも初めて。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮などを念頭に日豪の緊密な連携を訴える。
両首脳は北朝鮮の弾道ミサイルから首都圏を守るため、航空自衛隊が同駐屯地に展開している地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)も視察。豪州製の輸送防護車で、地雷や銃撃にも一定程度耐えられる「ブッシュマスター」の説明を受けた。
特殊作戦群は2004年に発足した300人規模の陸自唯一の特殊部隊。テロやゲリラへの対処を専門とし、安全保障関連法で可能になった在外邦人の救出任務も担うとされる。任務の詳細を明かさないなど秘匿性が高く、視察は報道陣に公開されなかった。
両首脳は同日夕、首相官邸で会談する。日本は豪州を「準同盟国」と位置づけており、北朝鮮の核・ミサイル開発計画の放棄に向けた連携や日豪安保協力の拡大を確認する。安倍首相がトランプ米大統領とともに提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」での協力も確認する。
配信2018/1/18 11:00
日本経済新聞
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