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世界銀行は9日、世界経済見通しを発表し、2018年の日本の実質成長率を1・3%と予測した。昨年6月時点から0・3ポイント上方修正したが、財政出動の効果が弱まるため、1・7%成長だった17年と比べ景気は減速すると見込んだ。消費税率が10月に10%に引き上げられる予定の19年の成長率は0・8%と見込んだ。
世界全体の成長率は18年が3・1%、19年が3・0%とし、それぞれ0・2ポイント、0・1ポイント上方修正した。米国や新興国の景気拡大に支えられ、3%台の成長が続く見通しだ。ただ、先進国での高齢化の進展などが成長を阻む要因になるため、世銀は「世界経済の回復基調は短期的なものとみられる」と指摘した。
米国の成長率は18年が2・5%と予想した。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費が好調なことから、成長率は17年の2・3%を上回るが、19年は2・2%に鈍化すると見込んだ。(共同)
配信2018.1.10 08:13
産経ニュース
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