17/12/05 11:29:35.60 CAP_USER9.net
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国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の飼育や繁殖技術確立に役立てる「ライチョウ基金」が設立され、インターネットのクラウドファンディングによる寄付募集が始まった。「残そう!ライチョウ」を合言葉に、生息数回復に向けた取り組みを全国に広げる。
環境省などの保全事業では、大町山岳博物館(長野)をはじめ、富山市ファミリーパークや上野動物園(東京)など全国5施設で人工繁殖や飼育を実施。これまで民間企業の助成金や環境省、自治体の予算で飼育や研究の費用を賄ってきたが、年間300万円の助成が今年度末で終了し、資金不足が課題となっていた。
クラウドファンディングは3カ月間で1千万円を目標とし、3千円から受け付ける。
寄付額に応じた返礼として、ライチョウにちなんだオリジナルのグッズや、北アルプス・立山(富山)でのライチョウ見学ツアーも用意した。富山市ファミリーパークの石原祐司園長は「ライチョウを守るという思いを集めたい。全国、海外から支援をもらえたら」と期待する。
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■ニホンライチョウ 体長約37センチで、夏は茶褐色、冬は白に体毛が生え替わる。氷河期に大陸から日本列島に移りすんだが、温暖化とともに本州の高山帯に取り残されて定着し、「氷河期の生き残り」と呼ばれる。山岳信仰の対象で霊山とされた立山(富山)や御嶽山(長野、岐阜)に生息する「神の鳥」とも。1980年代に約3千羽の生息が確認されたが、外敵の増加などで2000年代に2千羽を切ったとされる。平成24年に環境省などが「ライチョウ保護増殖事業計画」を策定した。
可愛いライチョウ
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