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福岡市のJR博多駅近くで昨年7月に約7億6千万円相当の金塊が盗まれた事件で、主犯格の野口和樹被告(42)=窃盗罪で起訴=が「愛知県警の知人の警察官から通信傍受の
実施時期などを教えてもらった」と話していることが29日、関係者への取材で分かった。
同県警の別の警察官が、無料通信アプリLINE(ライン)で野口被告側に捜査情報を漏らしていた疑いも浮上。
同県警は、金塊盗事件を巡る情報のやりとりが地方公務員法に違反する疑いがあるとみて、野口被告を聴取するなど本格的な捜査に乗り出したもようだ。
関係者によると、本紙が金塊盗事件の発生を報じた昨年12月、野口被告らは指定暴力団山口組系組幹部の男から「金塊には組が出資していた。
口止め料として3千万円を支払え」と脅迫され、知人の警察官に相談。
この際、自らが金塊事件に関与していたことを明かした上で「事件は出来レースだった」などと説明した。
これに対し、警察官は「福岡県警に伝えるから心配しなくていい」と述べ、恐喝事件を立件するため協力を求めたという。
その後、野口被告はこの警察官から「(来年の)2月か、3月から通信傍受が入るから気をつけた方が良い」「福岡県警が十人態勢で入ってくる」などの情報提供を受けたという。
通信傍受法は昨年12月に改正され、組織性が疑われる窃盗などが対象に追加された。
一方、野口被告の知人男性は3月、別の警察官から捜査に関する情報をLINEで受け取った後、野口被告に転送。
さらに、この警察官の情報として、携帯電話で「福岡県警が50人態勢で入っている」と伝えてきたという。この時期は、福岡県警が東京都内などの関係先を家宅捜索する数日前だった。
愛知県警はこのLINEの記録を押収しており、当時の状況を詳しく調べているとみられる。
福岡県警は3月2~15日、通信傍受法に基づき野口被告らの携帯電話の通話を傍受しており、傍受記録から愛知県警の複数の警察官との接触が判明。
本紙が6月に捜査情報漏えい疑惑を報じ、愛知県警が調査していた。
事件は昨年7月8日に発生。貴金属会社社長らが、警察官を名乗る男らから約160キロの金塊などが入ったケースを盗まれた。
福岡、愛知両県警は今年5月、野口被告ら10人を窃盗容疑などで逮捕。うち7人が窃盗罪で起訴された。
2017年11月30日 06時00分 西日本新聞
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