17/11/28 19:21:44.56 CAP_USER9.net
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11月28日 18時25分
日本海側の沿岸で木造船の漂着が相次ぐ中、２８日も山形県や石川県の沖合で木造船が転覆した状態で漂流しているのが見つかりました。
このうち、山形県では２８日午前８時半すぎ、鶴岡市鼠ヶ関の沖合およそ２０キロの海上で木造船が漂流していると、近くにいた日本の漁船の乗組員から酒田海上保安部に通報がありました。
酒田海上保安部によりますと、現場では木造船が転覆した状態で浮いていましたが、周辺に乗組員は見当たらず、船の所属を特定する手がかりは見つからなかったということです。
一方、富山県にある伏木海上保安部によりますと、２８日午前９時前に日本の漁船から「石川県の能登半島沖で船が漂流している」と通報がありました。
第９管区海上保安本部の航空機が上空から確認したところ、正午前に石川県輪島市の舳倉島の北およそ１７キロの沖合で、転覆した状態で漂流する木造船を見つけました。
海上保安部によりますと、どこの国のどの港所属の船か情報がないということで、状況を確認するため現場の海域に巡視船を向かわせています。
日本海側の沿岸では秋田県由利本荘市で北朝鮮から来たと見られる男性８人が乗った船が漂着するなど、今月下旬以降、木造船の漂着や漂流が相次いでいます。
各海上保安安部などは「漂流または漂着している木造船を見かけた場合は、身の安全を確保したうえで、海上保安部へ通報するか『１１８番』で状況を伝えてほしい」としています。
官房長官「対策強化していきたい」
菅官房長官は午後の記者会見で、日本海沿岸地域を中心に北朝鮮のものと見られる木造船の漂着が相次いでいることについて、警察や海上保安庁によるパトロールなどを強化し、不審船や不審者の対策に万全を期す考えを示しました。
今月２３日、秋田県由利本荘市で男性８人とともに木造船が見つかったのに続き、２６日には秋田県男鹿市でも別の木造船が発見されるなど、日本海沿岸地域を中心に北朝鮮のものと見られる木造船の漂着が相次いでいます。
これについて菅官房長官は午後の記者会見で、「警察や海上保安庁が緊密に連携し、日本海沿岸地域のパトロールの実施や不審者や不審物を発見した際の通報の呼びかけなど、日頃から迅速な連絡体制の確保を講じている」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「今後とも取締まりや取り組みを強化していくことで、不審船や不審者対策を強化していきたい」と述べ、警察や海上保安庁によるパトロールなどを強化し、不審船や不審者の対策に万全を期す考えを示しました。
また、菅官房長官は秋田県由利本荘市で見つかった木造船が係留されていた場所からなくなったことについて、警察や海上保安庁に対し、再発防止や業務の改善を指示したことを明らかにしました。
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