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九州7県の民間空港への米軍着陸回数
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滑走路1本の空港では航空機の発着回数が全国1位で、2016年に発着回数が制限される「混雑空港」に指定された福岡空港への米軍機の着陸回数が、16年は国内の民間空港で最多(66回)だったことが、西日本新聞の取材で分かった。15年よりも7回増えており、緊迫する北朝鮮情勢が影響した可能性がある。九州7県の空港への着陸は計183回で国内全体(324回)の約6割を占めた。
福岡空港敷地内には日本の民間空港で唯一、米軍専用区域(板付基地)があり、福岡市などが返還を求めているが、在日米軍は本紙の取材に「返還予定はない」と明言。米国防総省幹部も、朝鮮半島に近い福岡空港は戦略上重要として「平時は商業空港として活用すべきだが、有事には板付基地の(軍事)機能を拡大したい」との考えを示した。
国土交通省などによると、16年の民間空港への米軍機着陸回数は(1)福岡66回(2)熊本45回(3)名古屋39回(4)奄美36回(5)長崎28回-など。福岡空港の着陸回数は増加傾向にある。米軍機の着陸実績がなかった佐賀空港にも初めて1回着陸した。
米軍機の民間空港利用は日米地位協定で保障されており、出発30分前までに空港側に着陸を通告すればいいとされる。航空自衛隊は「米軍単独の場合は原則として防衛省・自衛隊に事前の通知はない。目的や