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和歌山県すさみ町和深川の農業、新谷洋一さん(77)が、畑で体の色が真っ黒なトノサマバッタを捕まえた。新谷さんは「ピンクのキリギリス(クビキリギス)は見たことがあるが、黒いバッタは初めて」と驚いている。
新谷さんによると自宅近くの畑で、畑を覆っていた黒色のビニールシートをはがしていたところ、このバッタが跳んだので捕まえた。虫籠に入れて飼っている。
体長は約4・5センチで、まだ幼虫。「1週間ほどで1センチほど大きくなった。しばらく飼って、成長を観察してみる」と話している。
昆虫に詳しい県立自然博物館(海南市)の松野茂富学芸員は「博物館にも年に1、2件、黒いバッタを捕まえたという連絡と問い合わせがある。周囲の色に合わせて発生することがあるとされているが、はっきりした理由は分かっていない」と話している。
【畑で捕獲した真っ黒なバッタ(和歌山県すさみ町和深川で)】
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配信 2017年9月5日更新
紀伊民報
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