17/09/03 11:22:32.45 CAP_USER9.net
9/3(日) 10:00配信
科学誌ネイチャーのウェブサイトにあるニュースページに「セックスロボットについて話そう（Ｌｅｔ’ｓ ｔａｌｋ ａｂｏｕｔ ｓｅｘ ｒｏｂｏｔｓ）」という話題が掲載されました。この成長産業に対して社会はどう向き合うのがいいかを議論する必要があり、研究者もその議論に加わるべきだ、としています。セックスロボットが「普通の技術」として使われるようになったら、社会に、そして私たちの心理にどのような影響を与えるでしょうか。米ボストン在住の内科医、大西睦子さんの報告です。
◇セックスロボットに対する七つの疑問
英国の新聞「デーリーテレグラフ」によると、シェフィールド大学のロボット工学と人工知能の名誉教授であり、国際ロボット兵器規制委員会（ＩＣＲＡＣ）会長、ノエル・シャーキー博士は、「セックスロボットは確実にやってきています。私たちは社会として、セックスロボットについて何をしたいのか考える必要があります」と警告します。シャーキー博士らが発表した報告で、今後５～１０年間の近い将来に社会が直面するであろう、セックスロボットに関する以下の七つの疑問について考察しています。
１）人間はロボットとセックスをする？
多くの世論調査で、セックスロボットには潜在的な市場があることが示されています。例えば、２０１６年に２０～６１歳までの１００人の米国人（女性４３％、男性５７％）を対象に行われた調査では、男性の３分の２がセックスロボットを使用することに好意的でしたが、女性のほぼ３分の２が反対していました。ただし全体の８６％が、ロボットは性的欲求を満たすと考えていました。
２）人間はロボットとどこまで親密になれる？
セックスロボットのメーカーの目標は、可能な限り、ロボットとの関係を人間同士のように親密にすることです。しかし、現状の技術では、関係は一方的です。ロボットは愛と優しさを感じることも、感情的な絆をつくることもできず、偽の“愛”を返すだけです。ところが、人間のファンタジーは、そのような架空の関係でも心理的な満足を得ることを可能にさせるようです。
また、シャーキー博士らは、メーカーが「恥ずかしがり屋」のような人格をプログラミングすることで、ロボットにセックスを強いていると感じ、ユーザーが背徳的な感情を満足させることができるようにしているといったような「暗黒面」に警告を発しています。
３）ロボットの売春は受け入れられる？
一部の国ではロボットの先駆者であるセックスドールの売春宿が登場してすぐに受け入れられており、ロボットの売春宿が受け入れられる可能性も示唆されています。ただし、セックスロボットで売春や人身売買がなくなるという証拠は見当たらない一方で、問題をさらに悪化させる可能性を示す証拠はいくつかあります。
>>2以降に続きます
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)