17/09/01 23:27:42.69 CAP_USER9.net
先月、金山町の成人式に出席した男性(19)が、式後の懇親会で提供された酒を飲んだことが問題となった。山形新聞の調べで、成人式は県内全市町村で行われているが、金山町以外で式後に懇親会があるのは20市町村で、このうち15市町村で酒類を提供している。特に出席年齢の区切り上、19歳でも対象となる市町は対応が分かれた。酒類ありの河北、遊佐両町は「会場で自覚ある行動を呼び掛けている」とし、酒類なしの天童市は「未成年がいる以上、酒は好ましくない」と話している。
成人式後、各市町村教育委員会がサポートし出席者の中で実行委員を組織するなどして懇親会を開いている市町村と酒類提供の有無は表の通り。酒類を提供している15市町村のうち、金山町と同じく出席対象者が「年度内に20歳になる人」は河北、遊佐の両町。河北町の担当者は「町に中学校が一つしかないので、同級生がより一堂に集まりやすいよう『学年単位』で区切っている」と話す。遊佐町は「出席対象者の区切りは慣例」と話す。
両町はともに1月に成人式を開催しており、8月開催の金山町と比べ、成人の割合が高い傾向にあるが遊佐町の担当者は「懇親会で司会が、未成年の出席者は飲酒は控えるよう呼び掛けている」と述べた。河北町も会場で自覚ある行動を訴え「乾杯の時は20歳になった人は日本酒、19歳はウーロン茶を提供した。祝いの席であり、懇親会での酒類提供は今後も続ける」という。
一方、出席者が同じく19、20歳が混在する天童市。懇親会は開くものの、アルコール類はなし。酒の持ち込みを禁止するため会場の入り口に職員を張り付ける徹底ぶり。担当者は「あくまでも交流が主眼の会だから」と酒なしの理由を示した。
出席年齢を20歳以上としている市町村の考えはどうだろうか。長井市の担当者は「懇親会で酒類を提供する以上、成人式の対象年齢を20歳以上に限定している」と話す。中山町は「みんな20歳になった、という雰囲気を大事にしている」とし、酒類提供の理由は「恩師も同席するお祝いの席なので」と話す。
また、出席者が成人のみでも、懇親会で酒類を提供していないのが大石田、三川、庄内、戸沢の4町村で、庄内町の担当者は「懇親会運営上の内規より、酒類を提供するのはふさわしくないと考えているので、ジュースやお茶のみ」と説明する。戸沢、三川の町村は「慣例」とし、大石田町は「大石田まつりで新成人が神輿を担ぐ。酔った状態だとその練習に差し障りがあるため」と語った。
懇親会がある市町村
年齢 酒類
長井市 20、21 あり
天童市 19、20 なし
南陽市 20、21 あり
山辺町 20、21 あり
中山町 20、21 あり
河北町 19、20 あり
西川町 20、21 あり
朝日町 20、21 あり
大江町 20、21 あり
大石田町 20、21 なし
最上町 20、21 あり
真室川町 20、21 あり
三川町 20、21 なし
鮭川村 20、21 あり
戸沢村 20、21 なし
飯豊町 20、21 あり
庄内町 20、21 なし
遊佐町 19、20 あり
尾花沢市 20、21 あり
白鷹町 20、21 あり
配信2017年09月01日 11:57
山形新聞
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